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Posted by さがファンブログ事務局.

ここだけの話「佐賀県映画県民デー」

佐賀県では、11月1日から3日までの3日間、『佐賀県映画県民デー』ということで、県内の映画館全てで1本当たり、1000円で映画を見ることが出来ます。(3Dは1300円ですが・・・。)
おそらく、全国でも佐賀県ぐらいではないでしょうか。
ここだけの話ですが、この全国初の『映画県民デー』は、何気ない会話から決まりました。

数年前、県内では3館目のシネコンとなる109シネマズ佐賀がオープンしました。
そこの支配人さんが、遊びに来られ、色々映画談義だけでなくバルーン、唐津くんちの話題で盛り上がっていたのですが、「11月は、3日の文化の日を挟んでバルーンや唐津くんちがあって、盛り上がりますよ。11月3日は、文化の日だから、映画も文化なので毎月1日が映画の日のように3日も佐賀県だけ映画の日にして、1000円にならないんですか?」と聴いたところ、「興行組合が良いと言えば出来ますよ。」との返事でした。
調子に乗って、「じゃあ、1日が映画の日で1000円だから3日が1000円となると2日が寂しいですよね。いっそのこと3日間1000円にしましょうよ。」と言ったら、「いいですね。次の組合の会議で提案します。」と二つ返事でした。

そして、その年から『佐賀県映画県民デー』が誕生したのです。うそのようですが、本当の話です。

今では、『シネマdeスタンプラリー』なんかもはじまっています。(詳しくは、佐賀県フィルムコミッションのスタッフブログに記事が出ていましたので、ご覧ください。)
http://sagafc.sagafan.jp/e285708.html  


Posted by 勝手にシエマ応援隊. 2010年10月26日19:58 | Comment(0)

「やさしい嘘と贈り物」― 家族を、夫を、想い続ける ―



シエマで上映中の「やさしい嘘と贈り物」。
独り暮らしの老人ロバートは、スーパーマーケットに勤務。
ある日、帰宅してみると、初老の美しい女性メアリーが。
ドアが開いたままで心配になったからと、勝手に家に上がられ、驚くロバート。
でも、なぜか心惹かれてしまう。そして、メアリーから突然食事に誘われ舞い上がる。

物語が進むにつれ、ロバートが認知症で、メアリーがその妻だということが明らかになります。
ロバートは、メアリー出会って再び恋に落ちるのです。
しかし、愛する人を忘れてしまうことは、その人との大切な思い出も失ってしまうこと。
現実と夢との境が分からなくなり、不安と孤独が募るロバートが
パニックに陥る場面は、理由がわかっていても、恐ろしく痛々しく感じます。

でも、この映画を覆う空気が癒してくれます。
息子と娘が、両親の新たな恋を応援し、暖かく見守ります。
ロバートがメアリーへの恋に心躍らせ、クリスマスプレゼントを
贈りまくる光景は、ほんとにほほえましい限りです。

心から愛し合い、一緒にいたいと願う相手に、
自分のことすら忘れ去られてしまったとき、
後光が差すように明るく、その人を包み込むことができるでしょうか。
感涙しながら、「あ、涙って温かい」と気がつき、ほっとする映画です。

シエマのS支配人も、10月23日(土)の朝日新聞「シネマパラダイス」に書いてらっしゃいました。
「生活苦や介護の疲れから起きる事件が絶えない今、
この映画に描かれているような家族のきずなだけは
きっと残っていてほしいと、そう思います。」
全くもって同感です。

シアターシエマで、11月5日(金)まで上映。
http://ciema.info/index.php?itemid=1551
  


Posted by ぽてち. 2010年10月26日17:51 | Comment(0)

酔いがさめたら、うちに帰ろう。



最近、公私共に忙しく、全く映画を観に行けない。買いだめしているDVDすら見る余裕が無い。
しかし、情報だけは入手しておこうと、東京国際映画祭のサイトを見たところ、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』が「日本映画・ある視点」部門のオープニング作品として告知されていた。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=137

戦場カメラマン鴨志田穣氏の同名の自伝的小説の映画化作品である。
http://www.yoisame.jp/
「鴨志田穣」と言っても知っている人はあまりいない。人気漫画家西原理恵子の元夫であり、既に故人である。
鴨志田氏は、西原理恵子さんと結婚し、2児に恵まれたものの、師事していた戦場カメラマン橋田信介の死をきっかけに、依存症が悪化し、家族の崩壊、離婚そしてアルコール病棟に入院となる。
そして、実際に治癒率が低い依存症を克服し、その頃には離婚していた西原理恵子と子供たちが待つ“うち”に帰り、2007年にがんで亡くなるまでの約半年間を、家族と一緒に穏やかに暮らす。
小説「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」も入院生活をとてもユーモラスに描いていて、とても面白い。

主演の鴨志田(作中では塚原安行)を演じている浅野忠信は、映画『地雷を踏んだらサヨウナラ』で佐賀県武雄市出身の戦場カメラマン一ノ瀬泰造を演じており、また、小泉今日子主演の映画『風花』では、主人公のレモンと北海道まで旅をする佐賀県出身の若き文部省官僚を演じている。佐賀県人を2度も演じた稀有な役者である。

また、西原理恵子役(作中では園田由紀)を演じるのは、永作博美。ご存知の方も多いと思うが、1980年代後期に松野有里巳、佐藤愛子の3人で、アイドルグループribbonを結成していた。
今でもその当時のままのかわいさがある。
正直、最も西原が描くマンガの西原のイメージに近いのではないかと思っている。

そして、最後に、この作品の主題歌を歌うのは、故忌野清志郎さんである。
主題歌「誇り高く生きよう」は2006年10月にスティーブ・クロッパーをプロデューサーに迎え、ナッシュビルで録音したアルバム『夢助』に収録されている。

この情報だけで、3回は映画館で観る(と思う)。

この作品が、ついに、(多分)シエマで公開される。
シエマのサイトでは、上映期間:今冬と記入されている。楽しみである。
http://ciema.info/index.php?itemid=1707  


Posted by 勝手にシエマ応援隊. 2010年10月13日19:10 | Comment(2)