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Posted by さがファンブログ事務局.

休みをとって、「東ベルリンから来た女」

いつのまにか上映が終わろうとしていたので、休みをとって観に行きました。予告編を観て、おもしろそうだなと思っていた「東ベルリンから来た女」。

東ドイツの田舎の小児科病院に左遷された女医。彼女には、西ドイツに恋人がいて、人目を忍んで逢瀬を続けています。連絡も、人気のないところに立っている十字架の近くの岩の間に手紙を忍ばせて。

脱東を疑う秘密警察から定期的に部屋を検査され、妊娠していないかの検査まで受ける彼女の心は閉ざされています。

そんな状況の中、赴任した病院には、強制労働で傷ついた少女や、自殺を試みた少年が運び込まれます。彼女を慕う少女とのふれあいや、患者と真剣に向き合う男性医師とのふれあいの中で、彼女の気持ちは少しずつ変化していきました。

西に行くために用意されたボートが来る時間、自殺未遂の少年の解頭手術が重なりました。どちらを選ぶか迷っていると、強制労働から逃げ出して怪我をした少女が部屋を訪れます。

彼女の選択は。

少女をボートが着く海岸に連れて行き、一人しか乗れないことがわかると、自分は残り、少女をボートに預けました。そして、もう彼女は戻ってはこないだろうとあきらめ、少年の手術を終え少年のベッドサイドでうなだれている男性医師のもとに・・・。

(以下、シエマHP)
人々が秘密警察の存在に怯えていた社会主義時代の東ドイツを舞台に、恋人の待つ西側への脱出を準備する一人の女性医師が、医師としての矜持や2人の男の愛に揺れ動くさまを、静謐な中にも緊張感あふれる筆致で描き出した感動のヒューマン・サスペンス・ドラマ。主演は「ベルリン陥落 1945」「ブラッディ・パーティ」のニーナ・ホス。共演にロナルト・ツェアフェルト、ライナー・ボック。監督は、本作でみごとベルリン国際映画祭監督賞を獲得したドイツの実力派、クリスティアン・ペツォールト。
 1980年夏の東ドイツ。西側への移住申請が却下され、都会の大病院から片田舎の小さな病院に左遷された女医、バルバラ。秘密警察に監視され、周囲の人間に対しても猜疑心から心を開くことができず、孤立を深めていく。一方で彼女は、西側の恋人ヨルクと秘かに逢瀬を重ね、彼の手引きによる西側への脱出へ向けて着々と準備を進めていた。そんな中、一緒に仕事をする同僚医師アンドレが患者と真摯に向き合い、自らの使命を誠実にこなしていく姿に次第に心打たれていく。バルバラ自身も医師としての誇りを胸に、献身的に患者の治療にあたり、いつしかこの病院に欠かせない存在となっていくのだが…。

  


Posted by シロクロアリス. 2013年05月31日12:06 | Comment(0)

「カルテット!人生のオペラハウス」

久しぶりの投稿です。
昨年9月以来。またボチボチ投稿いたします。
気ままですみません。

ここ数年のGWは、ラフォルジュルネでクラシック音楽を楽しむことが多かったのですが、今年は行きませんでした。その代わりに、映画館で「カルテット!人生のオペラハウス」を鑑賞。

(C)Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012

引退した音楽家たちが暮らす老人ホームの存続をかけて、英国オペラ界のスター4人が、コンサートでカルテット(四重唱)を奏でるまでの道のりを描きます。ダスティン・ホフマン監督。もう75歳なんですね。今作で監督デビュー。もっといろいろ撮ってるかと思ってました。老いをクスリと笑いに変えている点が、温かくてよかったです。筋はとても単純。割とあっという間に終わります。

オスカー主演女優賞に2度輝くマギー・スミスが気難しい大スターをうまいこと演じてます。さすが。脇を固める方々の演奏がうまいなーと思っていたら、なんと本物の音楽家でした。高齢をモノともしない確かな演奏ぶり。いまもヴェルディの「乾杯の歌」が気持ちよく鼻歌を奏でております。

シエマで7月27日から上映。
http://ciema.info/index.php?itemid=3014
  


Posted by ぽてち. 2013年05月06日21:19 | Comment(4)