どんでん返しに「えっ!」 プロミスト・ランド

どんでん返しに「えっ!」 プロミスト・ランド
写真はスティーブが体育館で説明する場面。この場面は2回あります。1回目は、ガスの採掘に問題提起する教師に自信満々で反論に立つ場面(結果はよくありませんが)、2回目はラストシーンで環境を守るべきだと語る場面。

この1回目から2回目への変化をもたらすできごとの中に、大どんでん返しが。

自分の会社の力や地主に支払われるおカネの影響力に何の疑いも持たず、失敗することの想定もないスティーブ。次々に契約を勝ち取り、駆け引きにも動じず、部長への昇進も果たします。

そんな順風満帆な彼に立ちはだかったのが科学教師。そして、ガスの採掘は住民による投票で決しようという流れに。そんな中、町に現れた環境団体アテナの男。ガス採掘の影響で牛が死んだという写真を見せ、反対勢力を増やしていきます。

賛成派の取り込みのために計画したお祭りも豪雨で台無し。負けを覚悟したときに会社から届いた資料。その資料には牛の写真の秘密が。一発逆転を確信。

なのに、なぜ、2回目のシーンで環境を守るべきと語るようになったのか?

このどんでん返しだけでなく、科学教師夫妻の考えやひととなり、バーで知り合ったアリスのふるさとを思う気持ち、そういうものがだんだんとスティーブを動かし始めていたんだと思います。

(以下、シエマHP)
ベン・アフレックと共同で執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)の脚本でアカデミー賞Rを受賞し、俳優としてもスターの階段を駆け上がることになったマット・デイモン。
同じく『グッド・ウィル・ハンティング』でアカデミー賞監督賞候補になり、『エレファント』(03)や『ミルク』(08) など数々の名作を生み出してきたガス・ヴァン・サント。
この17年、アメリカ映画界を牽引してきた2人が、脚本家兼主演と監督として三度目のタッグを組み、世界をあっと言わせる問題作を作り上げた。

大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ(マット・デイモン)は、マッキンリーという農場以外はなにもない田舎町に、仕事のパートナーのスー(フランシス・マクドーマンド)とともにやってくる。
マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており、近年の不況に大きな影響を受けた農場主たちから、相場より安く採掘権を買い占めるためだった。
スティーヴは町の財政再建の救世主として迎えられたが、予期せぬ障害に行く手を阻まれる。

採掘に反対する科学教師(ハル・ホルブルック)と環境活動家(ジョン・クラシンスキー)が現れ町の人々を説得、採掘の賛否は住民投票によって決められることになった。
さらにスティーヴは仕事への信念と情熱を根本から揺るがすような、衝撃の真実を知ることになり・・・。

ふと訪れた町で、図らずも自分の生き方を見つめ直す必要に迫られるスティーヴ。果たして彼はどんな決断を下すのか?




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