単調な日々をどう考える? 「リスボンに誘われて」
ほぼ同じことを繰り返す単調な日々の暮らしに対する自問、むなしさ、あきらめ。ほとんどの人がときどきは考えるのではないでしょうか。
そんなとき、突然、日常の静かな湖面に石が投げられたら・・・。
妻と離婚し、朝まで一人でチェスをして、家と職場の学校とを往復するという毎日を過ごすライムント。
ある日、通勤の途中で川へ飛び降り自殺をしようとしている女性に遭遇。その女性を伴って教室に入り授業を始めると、彼女が突然教室を出て行きました。
あとに残された彼女の赤いコートを持って学校を出ると、そのポケットに1冊の本が。そしてその本の中に、リスボン行き夜行列車の切符。彼女がいるのではないかと駅に急ぐライムント。しかし彼女は見つからず、その夜行列車が動き出します。とっさに列車に飛び乗り、着の身着のままでリスボンへ。ところで、日本だとドアが閉まってから列車は動き出しますが、この列車は動き出してもドアが開いたままでした。映画ではこういうシーンをよく見ますが、ヨーロッパはそうなんですかね。今年行ったオランダでは、閉まってから発車でしたけど。
車中、その本を読みふけるライムント。レジスタンス活動をし、若くして亡くなった医師アマデウが自らの人生観を書いた文章を、その妹が100冊だけ出版した本です。その内容に共感し、リスボンで著者の人生を辿るライムント。
アマデウの人生は、父親との葛藤、レジスタンス運動への傾倒、その活動で知り合った女性への激しい恋とそれによる親友との決別、女性との別れ、そして死。その波乱万丈な人生と「たいくつな」自分を比較するライムント。
そんなライムント
がスイスへ帰る列車に乗り込もうとするとき、リスボンで知り合った女性のひとことが・・・。
一つ目の石は「本」。二つ目はこの女性のことば。彼の湖面に投げられた2つめの石はどういう波紋を描くのでしょう。
14日まで上映です。シエマへGO!
(以下、シエマHPより)
パスカル・メルシエの世界的ベストセラー『リスボンへの夜行列車』を「ペレ」「愛の風景」の名匠ビレ・アウグスト監督が映画化したミステリー・ドラマ。
退屈な人生を送る高校教師が、一冊の本との偶然の出会いをきっかけに、作者の素顔を探るべくリスボンの街を旅するさまと、
主人公が解き明かしていく作者の波乱の人生を哀愁あふれる筆致で綴る。
主演は「運命の逆転」のジェレミー・アイアンズ、共演にジャック・ヒューストン、メラニー・ロラン。
スイスの高校で古典文献学を教える教師ライムント・グレゴリウス。5年前に離婚して以来、
孤独で単調な毎日を送っていた。ある日彼は、橋から飛び降りようとする女性を助ける。
しかし彼女はすぐに行方をくらまし、ライムントは彼女が残した本に挟まれていたリスボン行きの切符を届けようと駅へ向かう。
しかし女性の姿はなく、ライムントは衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまう。
そして車中でその本を読み心奪われたライムントは、リスボンに到着するや作者アマデウを訪ねる。
しかし、アマデウは若くして亡くなっていた。やがて彼を知る人々を訪ね歩くライムントは、
独裁政権下のポルトガルで反体制運動と情熱的な恋に揺れたアマデウの濃密な人生を明らかにしていくのだったが…。
そんなとき、突然、日常の静かな湖面に石が投げられたら・・・。
妻と離婚し、朝まで一人でチェスをして、家と職場の学校とを往復するという毎日を過ごすライムント。
ある日、通勤の途中で川へ飛び降り自殺をしようとしている女性に遭遇。その女性を伴って教室に入り授業を始めると、彼女が突然教室を出て行きました。
あとに残された彼女の赤いコートを持って学校を出ると、そのポケットに1冊の本が。そしてその本の中に、リスボン行き夜行列車の切符。彼女がいるのではないかと駅に急ぐライムント。しかし彼女は見つからず、その夜行列車が動き出します。とっさに列車に飛び乗り、着の身着のままでリスボンへ。ところで、日本だとドアが閉まってから列車は動き出しますが、この列車は動き出してもドアが開いたままでした。映画ではこういうシーンをよく見ますが、ヨーロッパはそうなんですかね。今年行ったオランダでは、閉まってから発車でしたけど。
車中、その本を読みふけるライムント。レジスタンス活動をし、若くして亡くなった医師アマデウが自らの人生観を書いた文章を、その妹が100冊だけ出版した本です。その内容に共感し、リスボンで著者の人生を辿るライムント。
アマデウの人生は、父親との葛藤、レジスタンス運動への傾倒、その活動で知り合った女性への激しい恋とそれによる親友との決別、女性との別れ、そして死。その波乱万丈な人生と「たいくつな」自分を比較するライムント。
そんなライムント

がスイスへ帰る列車に乗り込もうとするとき、リスボンで知り合った女性のひとことが・・・。
一つ目の石は「本」。二つ目はこの女性のことば。彼の湖面に投げられた2つめの石はどういう波紋を描くのでしょう。
14日まで上映です。シエマへGO!
(以下、シエマHPより)
パスカル・メルシエの世界的ベストセラー『リスボンへの夜行列車』を「ペレ」「愛の風景」の名匠ビレ・アウグスト監督が映画化したミステリー・ドラマ。
退屈な人生を送る高校教師が、一冊の本との偶然の出会いをきっかけに、作者の素顔を探るべくリスボンの街を旅するさまと、
主人公が解き明かしていく作者の波乱の人生を哀愁あふれる筆致で綴る。
主演は「運命の逆転」のジェレミー・アイアンズ、共演にジャック・ヒューストン、メラニー・ロラン。
スイスの高校で古典文献学を教える教師ライムント・グレゴリウス。5年前に離婚して以来、
孤独で単調な毎日を送っていた。ある日彼は、橋から飛び降りようとする女性を助ける。
しかし彼女はすぐに行方をくらまし、ライムントは彼女が残した本に挟まれていたリスボン行きの切符を届けようと駅へ向かう。
しかし女性の姿はなく、ライムントは衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまう。
そして車中でその本を読み心奪われたライムントは、リスボンに到着するや作者アマデウを訪ねる。
しかし、アマデウは若くして亡くなっていた。やがて彼を知る人々を訪ね歩くライムントは、
独裁政権下のポルトガルで反体制運動と情熱的な恋に揺れたアマデウの濃密な人生を明らかにしていくのだったが…。
Posted by シロクロアリス.
2014年11月05日12:51
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