必見!「アデル ブルーは熱い色」

(c)2013 - WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS - FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES - RTBF(Television belge)- VERTIGO FILMS
2013年のカンヌ映画祭パルムドールを受賞した本作。監督だけでなく主演女優のアデル・エグザルコプロス、レア・セドゥの二人にパルムドールが贈られたことでも話題になりました。
R18指定、レズビアンの恋愛映画と聞くと、構える人も多いかもしれませんが、映画の原題は「La Vie D'Adele」(アデルの人生)であり、高校生アデルが経験する恋、仲間、進路、家庭環境の違いから生まれるすれ違い、別れを、熱く描いた青春映画です。映像がとても文学的だと感じました。夕日に照らされながら話す2人、初めて愛を交わす2人、いずれも2人だけの世界に没頭するように、これでもかというほどアップが多く、自然の音も肉体がぶつかる音も際立つように作られています。2人の白い肉体を絵画のように見せることにもこだわっています。
179分は長いですが、アデルの人生を、何の説明も何の余分な音楽もなく、力いっぱい描くのに必要な時間なのでしょう。
また、青い髪をしたエマ(レア・セドゥ)の流し目が、そんじょそこらの上目遣いギャルとは全く異なる色気を帯びています。レア・セドゥは瞳もブルー。青は、恋い焦がれる色として映画のなかでとても大事に使われています。
物議を醸す映画であることは承知のうえで、おすすめします。やっぱり今年のナンバーワン映画はこれか?
映画鑑賞後は、ぜひシエマ支配人(この映画を強くおススメしています)と、熱く熱く語りましょう。
以下、シエマHPより。
2013年のカンヌ国際映画祭でみごとパルムドールに輝いた女性同士の愛の物語。青い髪をした年上の女性と出会い、レズビアンに目覚めていくヒロイン、アデルの情熱的な愛の人生を描く。作品のテーマとともに、その赤裸々な性愛描写が物議を醸した問題作。出演は「ルルドの泉で」「マリー・アントワネットに別れをつげて」のレア・セドゥと本作の演技で一躍注目の存在となったギリシャ系フランス人の新星、アデル・エグザルコプロス。監督はこれでまでにも数々の映画賞を獲得してきた俊英、アブデラティフ・ケシシュ。
Posted by ぽてち.
2014年06月17日19:40
| Comment(2)
この記事へのコメント
お久しぶりです。これって、やっぱり構えますよね。「竜二」と「のようなもの」に期待してます。
Posted by シロクロアリス
at 2014年06月19日 18:27

ご無沙汰しております。私が見たときは他に男性が一人だけでした。構えて見ても、素晴らしい引力のある映画だと思います。
「の・ようなもの」は観たいです!
「の・ようなもの」は観たいです!
Posted by ぽてち
at 2014年06月20日 17:45
