「夏の終り」

(C) 2012年映画「夏の終り」製作委員会
瀬戸内寂聴さんが作家デビューして3作目の作品。
女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確固たるものにしたそうです。
妻子ある男性と、年下の男性との三角関係を、ご本人の体験に基づき描いたもの。
古い日本家屋、ちゃぶ台、縁側、洋装と和装、
主役の満島ひかりさんが染色するシーンなども含め、陰影が美しいです。
ザ・日本映画。
小林薫さんは、ずっと不倫を続けて一緒に暮らしながら、
妻子とも別れない、ずるいけど優しい作家役がハマってます。
嫉妬と恋しさに狂う年下の男性役は綾野剛さん。
ドラマの「最高の離婚」のダメ男のほうがよりハマっていましたが、それを彷彿とさせるかも。
昭和レトロな日本語も美しい。
「風邪ひかないでね」ではなく、
「風邪ひいちゃいやぁよ」と言う満島ひかりさん。
嗚呼、艶っぽい。若いのに。
劇場を出るときに、50歳代の奥様が、「わかるわかる~」と旦那様におっしゃっていました。
ザ・不倫映画なのに。どこに共感されたのか気になるところです。
旦那様はどこに頷いていたのか。
頷いていいのか??
シエマで、11月9日より上映。
http://ciema.info/index.php?itemid=3130
Posted by ぽてち.
2013年10月24日23:22
| Comment(4)
この記事へのコメント
しばらく見ていなかったら、いっぱい書き込んでいたんですね。昨日、ヴィンテージ会員の更新しました。109にはよく行っていましたが、シエマはちょっとご無沙汰していました。さっそく、さよなら渓谷、ゆれる、を観にいく予定です。
Posted by シロクロアリス
at 2013年11月08日 16:37

ずっとサボっててすみません。またボチボチ書きます。
さよなら渓谷、ゆれる、真木よう子さんつながりですね。どっちもズドーンと来る映画でした。ゆれるのラストも忘れがたい。
さよなら渓谷、ゆれる、真木よう子さんつながりですね。どっちもズドーンと来る映画でした。ゆれるのラストも忘れがたい。
Posted by ぽてち
at 2013年11月09日 09:35

大河ドラマ「竜馬伝」のお龍役から真木よう子ファンなんです。
Posted by シロクロアリス
at 2013年11月12日 13:00

お龍役もカッコよかったですね。「パッチギ」にも出てたんだとテレビ番組で知りました。映画もいいですが、テレビもSP、最高の離婚などよかったです。
Posted by ぽてち
at 2013年11月13日 02:30
