サニー -あの日に帰らなくても友情は素晴らしい-

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イム・ナミ(ユ・ホジョン)は夫と高校生の娘の世話にいそしむ裕福な主婦。母の入院先で、ハ・チュナ(ジン・ヒギョン)と再会する。チュナはソウルの女子高に転向したナミをグループに入れてくれたリーダーだった。25年ぶりの再会に感激する2人。しかし、チュナの余命があと2か月であることを知る。「昔の仲間に会いたい」と言うチュナのために、散り散りになった仲間を探し始めるナミ。あの日々を思い返す旅が始まる。
誰もが経験したはずの青春のまぶしさを振り返りるのですが、その過去が憎いくらいにまぶしくパワフル。アホなことして遊んでたなーとか、なんでそんなに笑ってたんだっけ?とか。そんな光景もまたパワフルかつリアル。コメディにジャンル分けされてたりもしますが、そんな枠にとどまりません。
それでも今は…。あのとき描いた夢や希望と現実との落差に、立ち止まり悩まない人はいないでしょう。登場する7人の女性も、不自由はないけど娘が心を開いてくれないナミ、娘と一緒に暮らせずに酒をあおるポッキ、など、普通に語るとツライ人生ばかりです。
7人とも、背負っている人生の荷物の種類や重さは大きく異なるのですが、力を合わせてぶっ飛ばして飛び蹴りしていく彼女たちの友情に、快哉を叫びたくなる素晴らしい作品でした。友情ものや青春ものって、泣けるようにできていても、パンチがあってパワフルって珍しい気がします。韓国映画ってほんとすごいです。
「スタンド・バイ・ミー」での音楽が素晴らしいように、この作品もシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」がバシッとはまっています。カバー曲なのですが、とてもいい。
映画館を出てくる人が皆幸せそうでした。リピーターも多いようです。
ぜひシエマで上映してください!!
オフィシャルサイト
http://sunny-movie.com/index.html
Posted by ぽてち.
2012年06月16日00:25
| Comment(2)
この記事へのコメント
映画館を出るときに幸せな顔で出れる、というのはいいですね。マンマ・ミーアもそうだったような。
Posted by シロウロアリス at 2012年06月16日 09:29
「マンマ・ミーア」も楽しめますよね。素晴らしい音楽は、映画の味わいを倍以上に広げてくれると思います。
「サニー」では、見終わった直後は「タイムアフタータイム」が、今はボニー・Mの「サニー」が頭のなかを駆け巡っております。
「タイムアフタータイム」、シンディ・ローパーの曲というより、ジャズのスタンダードナンバーなんですね。知らんかった。なるほど、いろんなアレンジがあるわけです。
「サニー」では、見終わった直後は「タイムアフタータイム」が、今はボニー・Mの「サニー」が頭のなかを駆け巡っております。
「タイムアフタータイム」、シンディ・ローパーの曲というより、ジャズのスタンダードナンバーなんですね。知らんかった。なるほど、いろんなアレンジがあるわけです。
Posted by ぽてち at 2012年06月16日 17:12