天井桟敷の人々

タイトルはあまりにも有名なこの映画。でも、見たのは初めてでした。

3時間以上で、2部構成の大作でした。終わったときの感想は、率直に「えっ、ここで終わるの?。うーん、みんな不幸になっちゃたなー。こんな悲しい映画だったんだー。」

もちろんモノクロですが、19世紀のパリの街や文化がよくわかる映画でした。でも、タイトルの天井桟敷の人々は、劇場シーンで生き生きとして観劇して、野次を飛ばしたりしていましたが、タイトルにするような存在感まではなかったのですが、映画のとらえ方が浅いのでしょうか?

と、書いちゃうとあんまりおもしろくなさそうに思われてしまいそうですが、3時間はあっという間に過ぎましたから、やっぱりおもしろい映画、一度は見ておきたい映画、だと思います。

登場人物一人ひとりの心のひだ、絡まりあい方、そんなところを振り返ると、生身の人間がよく描かれていたなー、という映画でした。

それと、一部と二部が始まるときに、冒頭カーテンの画像があり、それが上がります。カーテン奥の天井桟敷の人々舞台で映画が演じられているような感じになりました。ひょっとして、我々(映画の観客)が天井桟敷の人々だったのかなー。



この記事へのコメント
第二次世界大戦のさなかに作られた映画なのでしたっけ

戦争の最中に、大恋愛絵巻を制作できるのが、フランスという国の厚みなのかも。

嗚呼観たい。
Posted by ぽてち at 2011年07月09日 01:35
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