勝手にシエマさが倶楽部

ぽてちさんから、「男性陣曰く「女性の心境はわかんないね」とのこと。あなたならわかってくださるはず」という謎めいたコメントをいただいたので、公開最終日に見てきました。

わかってくれると期待されていることをわかったかどうかは分からないのですが（ああ、むつかしい日本語・・・）、女性の思いや言動を赤裸々に表現した映画でした。

パーマ屋「野ばら」に集うおばちゃんをはじめとする女性たちの「現実でも、女性もこんな会話しているのか？」と思ってしまう赤裸々な会話や行動にあっけにとられていると、菅野美穂演ずる主人公の”なおこ”までが彼氏を温泉に誘って、浴衣の帯を「あれ～」と引っ張られるのを喜んだり。

いよいよ「女性はわからない」と思っていると・・・、どんでん返しが。

もう上映が終わったので書いてもいいですよね。

なんと、”なおこ”の彼氏は亡くなっていて、それまでの”なおこ”と彼氏の行動はすべて”なおこ”の幻想だったのです。

男が想像できない、おばちゃんたちをはじめとする女性の強さと赤裸々さ、一方で、恋人を亡くして、その幻想の中で今をうまく生きることのできない女性の弱さ。どちらも女性の本当の姿なんだろうな、って思いながら席をたちました。

ぽてちさん、私は「わかった」のでしょうか？