街なか映画館の思い出(佐賀グランド編)

もう記憶も定かではないが、松原四丁目だろうか、柳町だろうか、そのあたりに「佐賀グランド」あるいは「グランド劇場」という名の映画館があった。
洋画が中心だったと思うが、小学5年生から仲の良かったアキマサ君がジャッキー・チェンの大ファンで、中学生になると佐賀グランドに観にいっていた。
ほとんどタカシ君やヒトシ君も一緒だった。

ジャッキー・チェンの映画の時は、劇場で怪しげな、赤い表紙の偽物っぽい中国拳法の本が何種類も売ってあった。
みんな2冊3冊と買っていた。
あまり裕福でなかった我が家は、親からチケット代をもらうのがやっとで、ジュースも飲めなかった。
一度だけ、1冊だけ、棒術の本を買ったのを覚えている。買って帰って、手ごろな棒が無いことに気付いた。そしてお袋に「こんな無駄遣いをして」とひどく怒られた。

ブルックシールズの「青いさんご礁」、ソフィーマルソーの「ラ・ブーム」そしてフィービーケイツの「初体験」、彼女達と出会ったのも確か、佐賀グランドだった。(多分、違うかな?)
タカシ君はソフィーマルソー派で、ヒトシ君はブルックシールズ派で、僕はフィービーケイツ派だった。
ちなみに、アキマサ君はジャッキー・チェン派だった。

佐賀グランドは、時々、全国ロードショーが終わった映画を3本立てで上映していた。しかも入れ替えもしなかった。
お金の無かった僕は、部活のない日曜日は、朝から夕方まで昼ご飯も食べずに2回ずつぐらい見た。



Posted by 勝手にシエマ応援隊. 2010年02月09日19:28 | Comment(0)
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